無垢材や漆喰など、注文住宅で使われる自然素材。最近では、自然素材の家づくりを手がける注文住宅会社も増えてきており注目が集まっています。
自然素材が注目される理由は、合成のりなどの化学物質を使っていないというだけでなく、そこに暮らす人が健康的かつ快適に暮らせるからです。
そこで本記事では、自然素材の家に住むメリット・デメリットについて解説していきます。
また自然素材を活用した施工事例についても紹介しているので、自然素材の家にしようか迷っている方は参考にしてください。
自然素材の家に住む3つのメリット
さっそく、自然素材の家に住むメリットを見ていきましょう。主なメリットは以下の3つです。
- 身体にやさしく健康的な生活が送れる
- 調湿効果や抗菌作用がある
- 素材の変化を楽しめる
それぞれ、分かりやすく紹介していきますね。
身体にやさしく健康的な生活が送れる
自然素材を使った家は一般的な住宅と比べ、化学物質を使用していないため体へ優しくなっています。
たとえば、アトピーやアレルギーなどの持病を持っている方には、体への負担が少ない自然素材の家がおすすめですよ。
また、今は何も症状がない方も化学物質が体内に蓄積することで発症する可能性があるので、健康面を考慮するのであれば自然素材の家にするのが良いでしょう。
調湿効果や抗菌作用がある
珪藻土や炭などの自然素材は、調湿性に優れ室内を快適に保ってくれる効果があります。また、天然の無垢材の中には抗菌作用があるものも。
一年の中で高温多湿な時期を迎える日本では、調湿効果は大きなメリットと言えるでしょう。
素材の変化を楽しめる
天然の自然素材を使った家では、時が経つとともに木の色味が変化するのを楽しめるのもメリットの1つ。正しくお手入れをしていれば徐々に色が濃くなる様を楽しめますよ。
また、初めから素材自体の色合いや柄に多少のバラつきがあるので、傷が目立ちにくいのも特徴と言えます。
自然素材の家を建てる3つのデメリット
これまで自然素材の家を建てるメリットを紹介してきましたが、デメリットも存在します。
自然素材の家を建てることを検討しているのであれば、メリットだけでなくデメリットにも目を向けておきましょう。主なデメリットとしては、以下の3つです。
- 住宅価格が高くなる
- 色やデザインが限られる
- 伸縮やヒビによるメンテナンスが必要
それぞれ、詳しく解説していきます。
住宅価格が高くなる
天然の無垢材など量に限りのある自然素材を使った家は、価格がどうしても高くなってしまうのがデメリットです。
ただ素材を使えば良いという訳ではなく、木材への理解や技術も必要となるため手間も要します。
そのため、一般的な住宅と比べると自然素材の住宅価格は高くなるので、予算を考慮しながら建築会社と事前に相談するのが良いですよ。
色やデザインが限られる
素材の良さを活かして作る自然素材の家では、派手な色や柄などバリエーションに欠けるのもデメリットの1つ。一般的に、淡い色合いのものが多くなります。
なので、可愛らしい柄やデザインを家づくりに求める方には自然素材は向いていません。
伸縮やヒビによるメンテナンスが必要
合成のりや接着剤を使わない自然素材の家では、伸縮やヒビによるメンテナンスが必要な場合があります。
小さなヒビであれば個人的に修繕することも可能ですが、状況に合わせて専門家に対応を依頼しなくてはいけない場合もあるでしょう。
一般的な住宅と比べて、メンテナンスや修繕の手間がかかるのも自然素材の家のデメリットと言えます。
自然素材を活用した施工事例3選
これまで記事を読み進められた方は、自然素材を使った家について理解が深まっているでしょう。最後に、実際に自然素材を活用した事例をご紹介します。
今回紹介するのは、以下3つの事例です。
- 自然素材をふんだんに使った住まい
- 珪藻土を使った調湿性に優れた家
- 自然素材をありのままに活かしたお家
あなたのイメージする家づくりが可能かどうか、以下で紹介する事例を参考にしてみてください。さっそく、それぞれの事例を見ていきましょう。
自然素材をふんだんに使った住まい（ホルツバウハウス）
床いっぱいに自然素材を使った部屋は、子どもたちが安心して遊べる空間。窓からは光がたくさん入り込むよう設計されているのも特徴です。
ホルツバウハウスについて詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてチェックしてみてください。
珪藻土を使った調湿性に優れた家（大喜）
珪藻土を用いた住まいは調湿性に優れ、きれいな空気に満たされる空間。常に家族の健康を守ってくれる安心の住まいです。
大喜について詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてチェックしてみてください。
→大喜の気になる口コミ・評判や施工事例、メリット・デメリットを解説
自然素材をありのままに活かしたお家（ホルツバウハウス）
照明を支えながら部屋の真ん中を横切る仕切りは、自然素材のありのままの形を残しています。時が経つにつれて変化が楽しめる和の住まいです。
ホルツバウハウスについて詳しく知りたい方は、以下の公式HPも合わせてチェックしてみてください。
まとめ
今回は、自然素材の家を建てるメリット・デメリットについて解説しました。
調湿性や抗菌作用もある自然素材の家は、健康的かつ快適な暮らしを送りたい方には最適です。
ただ、住宅費用が高くなるなどのデメリットも存在するので、予算との兼ね合いなど注文住宅会社と事前に相談してみてください。
本記事の内容が、あなたの家づくりのアイデアや一助となれば幸いです。
